∽∞∽スレ立て依頼所∞∽∞

このエントリーをはてなブックマークに追加
836 短大生(東京都)
MIT、硬貨大の物質をレーザー冷却でマイナス272度に冷却

米マサチューセッツ工科大学(MIT)は5日(現地時間)、レーザー冷却技術により硬貨大の物質の温度を
1度ケルビン(0度ケルビン=約摂氏マイナス273度)以下に下げることに成功したと発表した。

人間が扱えるような大きさの物質では、物質自身の持つ熱エネルギーから発生する物質の攪乱や、
重力、電磁気の影響などにより、その量子効果を確認するのは不可能だった。

今回、同大学物理学助教授のNergis Mavalvala氏によるチームは、「光学捕獲」、「光学低下」という2つの
技術を組み合わせた。これにより、硬貨大の鏡を1本のレーザーでバネのように固定しつつ、もう1本の
レーザーで鏡の移動速度を低下させ、熱エネルギーを奪うことで、鏡の温度を0.8度ケルビンにまで下げた。
この状態の鏡の移動速度は、地球を1周するのに宇宙の年齢と同じ約130億年かかるという。

これまでもレーザーによる冷却技術はあったが、対象は原子や分子に限られていた。量子効果を確認する
にはさらなる低温下が必要だが、Mavalvala氏は、今回考案した技術により、硬貨などの大きさの物質の
量子効果を観測する確固たる道筋が立ったとしている。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0406/yajiuma.htm

http://web.mit.edu/newsoffice/2007/super-cool.html