光岡自動車ネットの乱…「社内から故意」犯人探し躍起
高級車顧客情報から賞与、マージン額まで流出
和製スーパーカーの製造・販売で知られる「光岡自動車」(富山市)の社員情報や、
同社が経営する高級スポーツカー、ランボルギーニの正規ディーラー「ランボルギーニ大阪」
(兵庫県尼崎市)の顧客情報が、インターネット上に流出していたことが30日、分かった。
同社は、社内から何者かが故意に流出させたとみて、顧客に謝罪すると同時に顧客情報の
管理徹底を図っている。
流出したのは、同社の2003−04年当時の社内資料で、営業部をはじめ、
全国各地の支店、工場などの社員約400人分の住所や電話番号をはじめ、
約30人分のボーナス一覧表、事業計画書、組織図、マージン額など。
また、「ランボルギーニ大阪」で、ガヤルド(2100万−2200万円)、ムルシエラゴ
(3100万−3200万円)を予約したり、購入した関西の延べ約30人の顧客の氏名、
住所、勤務先、電話番号なども流出していた。
流出情報は「ランボルギーニ大阪情報局第一弾」などと題されており、今月19日に
顧客からの連絡で流出に気付き、20日にネットの各サーバー管理会社に削除を依頼。
少なくとも15日ごろから流れていたとみられる。
いずれも特定の社員の氏名を赤字で表記したり、拡大するなど編集されており、
同社は「ファイル交換ソフト使用などによる流出ではなく、社内の者が故意に情報を
編集し、流出させたようだ。今のところ、悪用された形跡はない。社内調査を行い、
再発防止に取り組みたい」としている。
個人情報が流出した三重県の男性は「ディーラーからの連絡で初めて知った。
携帯電話番号まで出ていた。再発防止の対策に取り組んでほしい」と話している。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007033015.html