【在日差別】 部屋を貸さないのは差別と訴えた在日2世 密航だった
韓国籍を理由に民間賃貸住宅の入居を拒否された在日2世の弁護士、康由美さん(42)が
家主を訴えていた民事訴訟は13日、大阪地裁で和解が成立した。
裁判所書記官が読み上げた和解条項には「韓国籍を理由とする入居拒否であり、これを謝罪する」との文言が入った。
家主本人も原告の康由美さんを前に「ご迷惑をおかけしました」と述べ、「解決金」名目で100万円を支払うことに同意した。
家主が国籍による入差別を認め、謝罪したのはこれが初めて。
康由美さん
65年3月1日大阪市生野区生まれ。両親は韓国戦争から逃れ、日本に密航してきた。
その後、両親が入管に自首したため家族一緒に収容される。
在留資格は定住者のためいまも3年に1回の登録切り替え。神戸大学、同大学院卒。
高校の非常勤講師を務めながら02年、司法試験に合格した。定住者資格で弁護士資格を取ったのは康さんが初。
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