二十五日午前に起きた能登半島沖地震で、消防庁の要請を受けた兵庫県は同日、
県と神戸市で共同運航する消防防災ヘリ一機を現地に派遣した。
上空から被災地の状況を撮影し、画像を地上へ電送する。
兵庫県は石川県に対し、要請があれば救援物資を送るなどの支援も行うことを伝えた。
また、人と防災未来センター(神戸市中央区)も同日、専任研究員ら職員三人を派遣。
石川県庁や被災地で、被害状況や今後の災害対応の課題などについて調査する。
状況次第でさらに職員を派遣し、災害対応のアドバイスなどの支援を行う。
災害救援に取り組む民間団体「ヒューマンシールド神戸」(神戸市西区)の吉村誠司代表(41)も同日、
活動していた新潟県中越地震の被災地から、被害が大きい石川県輪島市へ入った。
吉村代表は「何が被災者に必要か情報を集め、ボランティアセンターの立ち上げなどに協力したい」と話した。(森 信弘)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000281171.shtml