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733 お宮(熱海)

【中国】06年中国が日本を抜き2位に。07年は世界一に【超弩級型タンカー】

日本造船工業会が英ロイド統計をベースにまとめた世界の新造船の受注量(速報値)で、
2006年に中国が初めて日本を抜いて韓国に次いで2位に浮上したことが分かった。また、
英調査会社のクラークソン・リサーチによると、今年1月の同受注量では中国が韓国を抜いてトップに躍り出ており
中国の台頭ぶりが浮き彫りになった。日韓が技術者不足や過剰生産への懸念から、
設備増強に二の足を踏む中、中国は造船能力倍増計画を進めて「造船大国」への道を突き進んでいる。

世界の造船業界は資源エネルギー運搬船やコンテナ船の需要増を背景に空前の好況に沸く。
06年の新造船受注量は、前年比で約6割増の9364万総トンと好調だった。
韓国が前年比75・2%増の3786万総トンと2年連続のトップだったが、
中国は同2・3倍増の2432万総トンで、日本(同28・7%増、2125万総トン)を一気に抜いて2位に浮上
中国の世界シェアは26%に達した。

http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200703140009a.nwc

本題は>>2から
734 お宮(熱海):2007/03/15(木) 03:46:21 ID:1FaHkBi+0
■輸入増に備え■
一方、06年の新造船建造量(速報値)では、
トップの韓国(1884万総トン)、2位の日本(1810万総トン)に対して中国は769万総トンと日韓の半分以下だった
受注量に対して実際の建造量が少ないが、中国の受注の大半は09年以降に完成する船舶。
日韓の造船重機メーカーが将来の過剰生産を見越して生産能力を抑え気味にする一方で、中国のみが増産に動いているためだ
中国は、経済成長を背景に、今後も原油や液化天然ガスの(LNG)輸入大国になることが確実で、
長期的輸送を確保するためにも船舶の手当てが必要で、造船所建設ラッシュが続いている。

英クラークソンの調査によると、07年1月の単月の受注量は韓国の60万CGT(標準貨物船に換算したトン数)に対して
中国は2倍以上の140万CGTを受注した。クラークソンによると06年のメーカー別造船受注量トップ10で、
1位は韓国の現代グループ。これに2位で中国船舶工業集団(CSSC)が続いたほかにも、
9位が中国船舶重工業集団(CSIC)と、中国から2社がランクインしている。日韓にとって最大の脅威となっているのは
従来は日韓造船業の独壇場でもあった超大型タンカー(VLCC)やLNG船の建造に、
中国勢が独自技術と低コストで相次ぎ参入している点だ。

VLCC建造可能な大型ドックは、中国で舶重工集団傘下の大連造船所など9カ所あるが、
11年をめどにこれを30カ所以上に拡大する計画が進んでいる。LNG船も中国船舶工業集団傘下の
滬東中華造船(上海市)が今年9月に初の建造船を送り出すほか、それ以外に4隻を受注している。

造船建造コストの約3割を占める人件費が、日本の約4分の1という中国の安価な生産コストは日韓メーカーにとっても魅力的
川崎重工業グループの川崎造船は、江蘇省南通にある中国企業との合弁造船会社の生産能力を、
10年をめどに昨年の実績の2倍の130万総トンに増やす方針だ。

続きは>>3
735 お宮(熱海):2007/03/15(木) 03:47:21 ID:1FaHkBi+0

続き
■薄れるコスト優位■
韓国勢もブロック組み立ての一部を中国に移管し、最終組み立てを韓国で行う生産方式を拡大。
大宇造船海洋が年内に山東省煙台にブロック工場を設立するほか、
STXグループとサムスン重工業も来年末までにそれぞれ大連と、山東省栄成にブロック工場を新設する計画を進めている
ただ、拡大路線一辺倒の中国造船業界にもアキレス腱がないわけではない。船舶の大半が輸出向けで、
将来の人民元上昇によるマイナス影響は避けられない。
造船所のある沿岸部では人件費高騰や技術者不足が顕在化しており、コスト面での優位性も薄れつつある。

http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200703140009a.nwc