自民党の古賀誠元幹事長は11日午後、福岡県大牟田市内で講演し「憲法は占領下で米国
に押し付けられたと言われるが、日本の平和(を守る)という意味で世界遺産に匹敵する
ぐらい素晴らしい」と述べ、9条改正に否定的な見解を示した。
その上で「憲法改正(論議)の中で『世界の国々に負けない武力を持つことが大切だ』という
若い人たち、力の信奉者の声が大きくなっているのは大変危険なことではないか」と強調した。
また古賀氏は、佐賀県内で記者団に対し、参院選で与党が過半数割れした場合には
「政界再編を視野に入れるべきだ」と述べ、政権を安定させるため野党の一部とも連携を
図るべきだとの考えを示した。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070311STXKA019911032007.html