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1 女(チリ)
床下遺体、中国から帰化の知人を殺人容疑で再逮捕へ

 東京都多摩市で昨年12月、元都職員前島忠夫さん(66)の遺体が自宅床下から見つかった事件で、
死体損壊遺棄容疑で逮捕された知人で、中国から帰化した金田洋子被告(40)(詐欺罪などで起訴)が遺体発見の直前、
「前島さんの家を手に入れたい」と周囲に漏らしていたことがわかった。
 前島さんは妻や息子と死別して数年前から一人暮らしだったため、警視庁多摩中央署特捜本部は、自宅の合鍵を持つなど
親密な関係になった金田被告が前島さんを殺害後、自宅を乗っ取ろうとしたとみて、12日にも殺人容疑で再逮捕する。

 調べによると、前島さんは昨年10月上旬ごろから、多摩市連光寺の自宅周辺で姿が見られなくなった。
同12月21日、前島さん宅に出入りしていた金田被告と、内縁の夫の近藤順一被告(64)が、前島さんの年金34万円を
銀行から無断で引き出したとして詐欺容疑などで逮捕され、前島さん宅の台所床下から、切断された前島さんの遺体が発見された。
 金田被告は、前島さんが死亡した経緯などについて「自分は知らない」などと一貫して否認しているが、特捜本部は、
同市内にある金田被告の自宅近くの下水道で、遺体切断に使ったのこぎりが見つかったことなどから、先月20日、
金田被告を死体損壊遺棄容疑で再逮捕。その後の捜査で、金田被告が、前島さんが遺体で見つかる直前、
近藤被告に「前島さんを殺した」「家を手に入れたい」と漏らしていたことが判明した。
(続く)

YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070311i301.htm