個人にも「一般国債」 財務省、販売強化へ
FujiSankei Business i. 2007/3/9
春の個人向け国債の募集が9日からスタートする。今年2月の日銀の追加利上げ以降、
初めての個人向けの募集で、利率も変動型10年が前回の冬の募集に比べて上昇し、
高い人気を維持しそうだ。
この流れに乗って財務省は個人向け国債だけでなく、一般の国債を個人が購入しやすくする
仕組みも検討。国債に占める個人の購入比率を引き上げたい考えだ。
春の個人向け国債の変動10年の初回適用利率は0・87%と前回の0・84%よりアップ。
8日に発表された固定5年物は前回よりやや下げて1・13%だった。4月3日まで銀行、
証券会社、郵便局などで募集する。
個人向け国債は、最低金利0・05%を保証し、満期まで保有した場合は元本割れがないなど
リスクを低く抑えている。ただ、その分ベースとなる一般の国債より利率は低い。前出の個人向け
国債は利付き10年変動債、利付き5年固定債に比べ、それぞれ0・8%、0・05%利率が低く
設定されている。
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200703090021a.nwc