NHK、あれも「ヤラセ」だったのか? 朝5時、無理やりゲレンデに登らされた日
私は今47歳になる男です。今から20数年前に東北の某スキー場でスキーの教師をしていました。ある年、
そこのスキー場で冬の国体が開催されました。その時のことです。
地域のNHKスタッフの方がやってきていきなり、「明朝5時にゲレンデを登り、7時に私が下で旗を振る
ので滑って来て下さい」とのことでした。私たちスキー教師は冬のシーズン中は休みなど1カ月に1日くら
いで、みんな疲労困憊(こんぱい)です。ましてや真冬の5時は真っ暗。寒さもひどく、リフトは動いており
ません。そのような理由でその取材をお断りしました。ところが、その後スキー場の管理責任者の方から要請
があり、渋々と承諾しました。普段からいろいろとお世話になっているため断ることができなかったのです。
多分NHKの方が手を回したのではないかと疑いました。
その夜。私たちは朝のできごとをビデオで見ました。見終わって、私たちは、みんな憤慨しました。なぜならば、
NHKの朝7時のニュースが始まり、男性アナウンサーが、「今日は、冬の国体が行われている○○スキー場
からお伝えします」というアナウンスの瞬間、私たちが上から滑って来ました。
男性アナは、「まだ、リフトも動いていないうちから滑っている熱心なスキーヤーがおりますね」そして、女子
アナは「あの方たちはよほどスキーが好きな方々なんですね」と、言っていました。
私たちはそれを見ていて、口をそろえ「おれたちゃ、好きでやったんじゃねぇぞ!」と、テレビに向かってどなり
ました。今冷静になって考えて見れば、こんなことは、ほんのささいなことで、「ヤラセ」というほど大ごとでも
なく、悪質な犯罪行為には当てはまらないことだと思います。(以下略)
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000005683