きのう、奄美空港から鹿児島空港に到着した旅客機の機内で、乗客の男が、客室乗務員に対し
刃物のようなものを見せて立ち去りました。乗員や乗客にケガなどはありませんでした。
警察や日本航空によりますと、きのう午後6時10分ごろ、奄美空港から鹿児島空港に到着した、JAL3736便で
乗客の男1人が機内から降りる際、客室乗務員に刃物のようなものを見せ、そのまま立ち去りました。
男は50歳くらいで、乗客や乗員にケガなどはありませんでした。
この男がほかの便に乗り換える可能性があるとして、空港では保安検査を強化し、出発ロビーにいた乗客全員の
手荷物などを再検査したほか、すでに乗客を乗せていた離陸前のほかの旅客機2機も駐機場に戻し
乗客を降ろして再検査を行いました。
特に刃物のようなものは見つかりませんでしたが、この影響で、その後の大阪伊丹空港行きの一便が欠航となったほか
5便に遅れが出て、およそ800人に影響が出ました。
現在、警察で、乗客名簿を調べるなどして、男の行方を追っています。
また、国土交通省では、きょう、日本航空と奄美空港の警備関係者から事情を聞くなどして、事実関係を調べることにしています。
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00096524_20070221.shtml