【カオス】 サイバー犯罪、５年間で３倍　手口も巧妙に

　「出会い系サイト」を悪用した児童買春や、インターネットオークション詐欺といったサイバー犯罪の
検挙件数が昨年１年間で４４２５件に上り、前年の１．４倍に増えたことが２２日、警察庁のまとめで
わかった。５年間では３．３倍の急増ぶりで、手口も巧妙になっている。同庁はネット商取引や
オンラインゲームの普及など、ネット利用の多様化が事件急増の背景にあるとみている。

　伸び率が高かったのは、他人のＩＤ・パスワードを勝手に使ってネット上のサービスを受けたりする
不正アクセス禁止法違反で、７０３件（前年比２．５倍）。出会い系サイトを悪用した児童買春は
４６３件（同１．４倍）だった。

　手口の巧妙化では、京都、熊本、静岡の３府県警が５月に摘発したグループが、
「闇サイト」で共犯者を募ったうえ、実在するオークションサイトそっくりの偽の
ホームページを作成。集まった見知らぬ者同士１４人が共謀して、誤ってアクセス
した人たちからＩＤなどを盗み、他人になりすましてオークション詐欺をしていた。

http://www.asahi.com/national/update/0222/TKY200702220203.html

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