<虐待防止>児相、強制立ち入りも…超党派議員見直し法案
超党派国会議員による児童虐待防止法見直し案で、児童相談所の立ち入り調査に先立ち、都道府県知事が
親子に出頭を求める制度を設けるとともに、親があくまで応じない場合、児相が裁判所の令状を得て強制的に
居宅に入るのを認める方向が固まった。虐待とみられる目撃情報など、令状発布の要件を今後詰める。
また警察が現行の「立ち入り拒否罪」に基づき強制的に立ち入る措置も盛り込む方向で、ケースごとに児相が
選択できるようにする。「児童虐待防止法見直し勉強会」(幹事・馳浩自民党衆院議員)が3月に改正案をまとめ、
議員立法として今国会に提出、成立をめざす。
確認が難しい養育放棄による虐待死の続発を受けた対応で、児童の安全確保を優先する。
現行の立ち入り調査は「虐待のおそれがある」時に児相が行う。親が施錠して拒んだり応答がなければ、
現行ではそれ以上踏み込めず、安全確認すらできなかった。
新たな児相の強制立ち入りは、児相が家庭訪問しても子供に会えない場合、都道府県知事が親子に出頭を要求。
これに親がこたえず、立ち入り調査にも応じなければ再出頭を求め、さらに応じない場合、児相が家裁に令状を請求する。
▽不自然なあざ、泣き叫ぶなど虐待とみられる状況が住民や教師らから複数回通報されたり目撃されている
▽玄関先におもちゃがあるなど児童が屋内にいる痕跡がある
▽他に安全確認の方法がない
――などを証明する資料を出し、令状が出れば屋内に立ち入れる。必要なら鍵を開けられるようになる。
行政調査で居宅に立ち入る例は、国税当局などが犯罪の立件をめざし、令状を得て行う以外ほとんどない。
一方、警察の強制立ち入りは、現行法の立ち入り拒否罪を活用。立ち入り調査に応じない保護者に30万円以下の罰金が
科せられる規定だが、罰則を禁固6月まで引き上げ、児相に協力する形で警察が迅速に立ち入る仕組みとする意向だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000008-mai-soci 依頼
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1171871286/871