妻も知らなかった偽医者「動機は金銭や名誉」懲役6年求刑
免許がないのに医療行為をして給与をだまし取ったとして、医師法違反(無資格医業)と詐欺などの
罪に問われた無職の男の被告(34)の論告求刑公判が19日、東京地裁(上岡哲生裁判長)で開かれ、
検察側は懲役6年を求刑した。
論告で検察側は「動機は金銭や名誉で、高級車を買うなどした。犯行は巧妙で妻にも偽医者と明かさず、
長期にわたり架空の人生を作り上げた。患者の骨折を見逃す誤診を起こすなど結果は重大だ」と述べた。
起訴状によると、被告は医師免許がないのに、2004年5月から05年11月にかけて、東京都江戸川区の
医院と西東京市の病院で患者計12人に問診や薬の処方などをした。
また02年1月から05年11月にかけて、両病院、医院側と稲城市の病院側から医師としての
給与計約4100万円を詐取した。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022037.html