図書館の本がどんどん減っていく
宜野湾市 2万5674冊不明/県内公立図書館
【宜野湾】宜野湾市民図書館で貸し出した事実がないのに一年間で約二千冊の図書が「行方不明」になっていることが分かった。
雑誌などの写真を切り抜いたり、ボールペンで線を引いたりする悪質な行為も後を絶たない。一九九四年から十三年間で二万五千六百七十四冊がなくなり、
定価で計算すると「被害総額」は約三千三百万円に上る。中には絶版などで貴重な本もあり、実際はこれ以上の価値があるという。担当者は「一部の人の
モラル低下が、多くの市民に迷惑を掛けている」とため息をついている。(下里潤)
同館では、これ以外に、貸出期限を過ぎても返却されていない図書が現在、千冊以上もあり、住所移転などで連絡がつかない人も多いという。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200702191300_03.html