裏金を着服し、無断欠勤を続けた元静岡県職員に県が退職金を支給したのは違法として、
市民団体「静岡県オンブズマンネットワーク」代表の服部寛一郎さん(69)らが16日、
石川嘉延知事を相手に、退職金相当額の返還を求める訴訟を静岡地裁に起こした。
訴えによると、50代の元職員は1996年ごろ、出先機関で総務係長として裏金を管理し、
500万円を着服。2003年11月に失跡し、免職処分となるまで170日間無断欠勤した。
しかし、県は分限免職処分にとどめ、04年7月に退職金2119万円を支給した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000199-jij-soci