火星に水、一層強まる 渓谷に鮮明な水の痕跡 アリゾナ大研究チーム
米航空宇宙局(NASA)の火星探査機から送られてきた高解像度画像の解析を進めている
米アリゾナ大の研究チームは15日、「火星に水が存在する可能性が一層強まった」とする分析結果を発表した。
サンフランシスコで開かれている全米科学推進協会(AAAS)年次総会で発表されたもので、
火星の大峡谷を上空から撮影した画像には、層状に堆積(たいせき)した地層のあちこちに亀裂がみられ、
その周囲の岩盤が白く変色している様子が写し出されていた。
この白い部分は、水などの液体に含まれる鉱物が付着したものと考えられることから、
火星での水の存在の可能性が一層強まったという。
解析にあたったアリゾナ大の研究者、クリス・オオクボ氏は「画像は、かつて火星の表面に、
水か、液化した二酸化炭素か、あるいはその混合物かが、ふんだんに流れていたことを強く示している」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000010-san-int