「拉致濃厚」35人目を発表 幼女のような声で「トシユキ、つかまっているよ」
「拉致濃厚」35人目を発表 調査会、石川県の安達俊之さん
北朝鮮による拉致問題に取り組む特定失踪(しっそう)者調査会は15日、東京都内で記者会見
し、これまで「拉致された可能性が否定できない」としていた石川県鶴来町(現白山市)の会社員、
安達俊之さん=失踪当時(18)=について「拉致濃厚」とするリストの35人目に加えると発表した。
「平壌で似た人を見た」との情報が得られたことや、蓮池薫さん、地村保志さん夫妻らアベック
での拉致・失跡が集中した時期に近いことを総合的に判断したという。調査会の荒木和博代表は
「刑事告発も検討する」と話している。
調査会によると、安達さんは昭和56年6月20日、交際中の同僚女性と車で友人宅に寄った後、
女性とともに消息を絶った。8日後、幼女のような声で「トシユキ、つかまっているよ」と不審な電話
が自宅にあった。
http://www.sankei.co.jp/shakai/rachi/070215/rat070215000.htm