|【Intel】 デュアルコア(X2)、クワッドコアは(X4)はもう古い。Intelが80コア(X80)を開発 【ハジマッタナ】

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1文五衛門

Intel、コアを80個搭載した高性能、超低消費電力CPUを開発

昨年9月のIDF(Intel Developer Forum) Fall 2006にて、Intelはコアを4つ備えたCPU「Quad Core
(クアッドコア)」を発表しましたが、その時にお披露目されていた80個のコアから構成されたCPU
の試作品が、ついに完成したそうです。
なおこのCPU一つでIntelが1996年にアメリカのサンディア国立研究所のために構築した、面積2000
平方フィート(約186平方メートル)以上ものスペースと500キロワット以上の消費電力を必要とする、
10000個のPentium Proプロセッサから構成された「ASCI レッド・スーパーコンピューター」と同等
の性能を実現するとのこと。
とんでもないCPUですね…。

詳細は以下の通り。
インテル コーポレーション、「テラ時代」に向けた研究を推進
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2007/070213.htm

このリリースによると、今回開発された80コア搭載のCPUは、スーパーコンピューターにも匹敵する
1秒あたり数兆回の演算速度(テラフロップス)を実現しており、テラバイト規模のデータ伝送処理
能力があるそうです。これにより、かつてSF(サイエンス・フィクション)とされていた人工知能や
ビデオ通信、写真画質に迫るリアルなゲーム、マルチメディアのデータマイニング、リアルタイムの
会話認識などが、将来的により身近なものになるとのこと。
そして驚くべきことに、このCPUは多くの既存のシングルコアCPUよりも少ない、62ワットの消費電力
だそうです。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070213_intel_80/