日本機械学会や応用物理学会など4学会が、2020−50年に向けた科学技術の研究課題や方向性
を示すロードマップづくりに乗り出した。経済産業省が日本の技術展望を示す一環として呼びかけたの
を契機に、4学会とも3月末に概要や素案をまとめる。学会がロードマップづくりを行うのは「今回が初
めて」(日本化学会)。イノベーションのカギを握る学会が将来の方向性を示すことで、産学官の連携の
活性化につながりそうだ。
4学会のうち、日本機械学会は2030年までの技術課題を年表化すると同時に社会像を示す。
技術進歩の一定の法則を学問的見地から見いだしていく。計算力学や材料力学、流体工学など14分野
で検討する。
応用物理学会は2040年を目標に要素技術を基に検討し、広がりを持たせたロードマップを作成する。
シリコンや有機・分子、テラヘルツなど19の要素技術クラスターについて検討する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070212-00000001-nkn-ind