スレタイ:イラン政府「米国産のペプシとコカコーラを買うなよ」→余計に売れる
イランでコーラ戦争 米政府黙認で2強が猛烈拡販
FujiSankei Business i.
コーラの2大メーカーである米清涼飲料大手コカ・コーラとペプシコがイラン市場に
本格攻勢をかけ、地元資本のコーラメーカーを圧倒している。
米国企業は、米政府によりイランでの経済活動を禁止されているが、米政府も
両社の活動を事実上、黙認。「イランに対する経済制裁の一環か」とのうがった見方も出ている。
米誌フォーチュンによると、米2社はアイルランドを経由して中東最大の清涼飲料市場である
イランに参入。米国企業を対象にしたイランでの経済活動規制を巧みにすり抜けた。
米財務省も両社のイランでの活動は問題ないとの認識を示しているという。
イランをはじめ、イスラム文化圏の多くの国ではアルコールがご法度のため、
清涼飲料の需要は大きい。イランには、イスラムの聖地から名前を取った地場資本の
「ザムザムコーラ」があるが、米2社はすでにイラン市場の約半分のシェアを押さえ、
地場資本を苦しめている。
イラン政府は、同国と敵対する米2社のコーラを買わないよう呼びかけているものの、
報道によると、テヘランの小売店が「米国産だから買うなと言えば余計に売れる」と話すなど、
若者を中心に、米製品に対する市民の反感は薄いようだ。
コカ・コーラは、コーラ以外の「ファンタ」や「スプライト」などの製品のライセンスを
イランの地場企業に開放し、拡販を目指す。
(続き)
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200702120017a.nwc