ニッポン放送株を巡るインサイダー取引事件で証券取引法違反に問われた村上ファンド前代表、
村上世彰(よしあき)被告(47)の公判が6日、東京地裁(高麗(こま)邦彦裁判長)であり、
ライブドア(LD)前代表取締役、熊谷史人被告(29)が証人出廷した。
熊谷被告は検察側申請の証人だったが、法廷では検察側が主張する事件の構図を否定した。
熊谷被告は同放送株の取得について「LDが現実感を持って動き出したのは、
フジテレビがTOB(公開買い付け)を発表した05年1月17日の後で、
(インサイダー情報が伝わったと検察側が主張する)04年11月には何も始まっていなかった」と証言。
また、前代表から株取得を勧められた04年9月、LD前財務担当取締役、宮内亮治被告(39)が
「熊ちゃん、それ放置、放置」と話すなど当初は乗り気でなかったと説明。
「11月程度のやり取りがインサイダーなら3大証券の人なんか皆、捕まってしまう」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070206-00000109-mai-soci