レイプは妊娠の可能性が高い
同意にもとづく性交よりも、レイプの方が妊娠の確率は高いとする研究報告を紹介した。
米国立司法研究所と疾病対策センター(CDC)によると
12歳―45歳のレイプ被害者405人を追跡調査。
405人中、6.4%の女性が、レイプ事件によって妊娠したと証言した。
避妊薬や避妊具を使っていた被害者を統計からはずすと、
妊娠確率は8%近くにまでなったという。
一方で、同意にもとづく1回の性交による妊娠確率については、
米国立環境衛生学研究所が統計調査をまとめて、3.1%に過ぎないとすでに報告している。
同研究所によると、この調査の対象になった女性は全員、
妊娠を望んでいて、避妊はしていなかった。
「8%と3%。レイプと同意による性交に、これほどはっきりした差が出るとは思わなかった」
「まだ分からないが、排卵中の女性がレイプ被害に遭うのは、
何らかの生理的シグナルを体が勝手に発しているなどの理由があるのかもしれない」
と推測。
同時に、だからといって被害に遭う女性に何の責任もないし、
レイプ犯が免罪されるわけでもないと強調した。
http://web.archive.org/web/20020217174942/http://cnn.co.jp/2001/WORLD/06/21/rape.pregnancy/index.html