自動車8社06年世界生産 トヨタなど4社が過去最高 日産は7年ぶり“全滅”
国内自動車8社は26日、2006年の生産、販売、輸出実績を発表した。国内・海外を合算した
「世界生産」は、日産自動車と三菱自動車を除く6社が増加を確保し、うちトヨタ自動車、ホンダ、
スズキ、ダイハツ工業の4社は暦年として過去最高を記録した。ガソリン価格高騰を背景に、
日本メーカーの小型車の海外販売が好調で、海外生産が拡大し、輸出増大で国内生産も
伸びた。ただ、国内外で販売不振が続く日産は生産、輸出、販売の全項目で7年ぶりに
前年実績を割った。
トヨタ単独の世界生産は10%増の809万3162台。ダイハツ、日野を含めれば9・5%増の
901万台となり、暦年で初めて900万台を超えた。
ホンダとスズキも海外、国内で生産が増加し、世界生産はそれぞれ6・6%増、10・2%増となった。
日産は、北米販売が4・9%減の131万4319台、欧州も0・2%減の54万台に縮小し、
世界生産は7・7%減の323万8346台と5年ぶりにマイナスに転じた。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200701270016a.nwc