私がプロジェクト・リーダーとして研究開発した心臓病患者シミュレータ「イチロー」
(英文名:Simulator“K”)の研究論文が“CARDIOLOGY”(Vol. 88, No. 5., 1997)に発表
されてから9年。イチローは,わが国のほとんどの大学医学部や医科大学に導入される
までになった。 昨年(2006年),スペインのバルセロナ大とマドリッド医大にもイチローが
数台が導入されることになり,本プロジェクトのリーダーである私に対し,臨床医学指導者
への研修を行ってほしい旨,依頼があった。マドリッド医大付属メナリニ医学教育研究所
のドクター・ホルディ・アバド(Dr. Jordi Abad Sala)からの依頼を受けたのが7月はじめ
であり,3か月後にはスペインへと旅立つこととなった。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2007dir/n2716dir/n2716_06.htm