糸山英太郎「そのまんま東、未成年を雇ういかがわしい店に出入りする人間が知事。正気の沙汰か」
宮崎県知事選でなんとそのまんま東が当選した。
自民党は保守分裂を悔やみ、民主党は地方組織の弱さを露呈したわけだが、
負け比べではすまないほどの結果に両党ぼう然自失だろう。
泡沫候補扱いだった元タレントを勝利させた宮崎県民は一体何を考えているの
だろうか?
芸人出身では横山ノックが知事としていかにお粗末であったか散々見てきている
にもかかわらず宮崎県民はこの男を選んでしまった。
未成年を雇ういかがわしい店に出入りし、暴力で警察の厄介になった人間に
行政を任せるとは正気の沙汰ではない。
また彼は2度離婚しているが、家族の長をしっかり務めることができない人間が
県の長とは冗談にもならない。
知事選だけではない、有権者はなぜ知名度が高いだけの者に投票するのか。
政治に興味がないどころか、投票にすら行ったことのない芸能人・スポーツ選手
が国会議員として跋扈している日本の国会は、有権者の程度はこんなものと自ら
披露しているようなものだ。
恥ずかしさを通り越して恐ろしくなる。
有権者のレベルが低いのか、候補者のレベルが低いのか、おそらく両方が低レベル
を掛け合うこの衆愚政治につける薬はないものか?
日本国民は20歳になると精神的に幼児であっても選挙権を手にする。
愛国心を持ち、政治経済・国際情勢に高い見識・判断力を有していなくても「誰でも
一票」なのだ、選挙構造に問題があるとまで言わなければならないのだろうか。
(以下略)
2007年1月22日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
http://www.itoyama.org/contents/jp/days/2007/0122.html