【イラク】絞首台のロープの長さに「計算ミス」で首チョンパ【動画なし】
イラクのイブラヒム元駐ジュネーブ国連大使の死刑執行で頭部が切断されたのは、
絞首台のロープの長さに「計算ミス」があったためではないか――。
処刑現場の映像を閲覧した米紙記者は、CNNにこう語った。
イラク当局は15日、イブラヒム元大使とバンダル元革命裁判所長の
死刑執行を撮影した映像を、一部の報道陣に限定して公開した。
閲覧した米紙ニューヨークタイムズのジョン・バーンズ記者によると、
2人はオレンジ色のジャンプスーツに黒いずきんをかぶり、「深い恐怖感」
を示しながら絞首台に立った。「足元の板が開いた瞬間に、イブラヒム
元大使の頭が飛んだ」という。映像にともなう音声はなかった。
元大使の処刑に使われたロープは、約2・4メートル。絞首刑では通常、
死刑囚の体重に合わせてロープの長さが計算されるが、イブラヒム元大使の
ロープは長過ぎた可能性があると、バーンズ記者は話す。
イラク当局は、フセイン元大統領の処刑映像がインターネットなどに流出し、
批判を浴びた事態を繰り返さないよう、今回の限定的な公開を決めたとみられる。
映像が一般公開される予定はない。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200701160026.html