虚偽報告の伊吹文科相「ならば制度を変えろ」と逆ギレ
家賃不要の議員会館に資金管理団体の「主たる事務所」を置きながら年間四千万円を超す事務所費を計上し、
大問題になっている伊吹文明文部科学相は十二日夜、文科省内で記者会見し、この中に交際費や秘書の
車両維持費、後援会員への国会報告の発送経費なども含まれていたと説明しました。
しかし、これらはいずれも「政治活動費」として報告すべきもので、政治資金の透明性確保をうたっている
政治資金規正法の趣旨に反する「虚偽記載」です。伊吹氏の資金管理団体「明風会」は二○○五年、
四千百四十六万一千三百二十二円にのぼる「事務所費」を政治資金収支報告書に計上しています。
同氏側は、うち約千七百万円が東京都千代田区平河町と京都市にある事務所の家賃としています。
伊吹氏は残りの内訳について「冠婚葬祭や食料など交際費的なものが三百数十万円」とし、ほかに秘書が
所有する軽自動車の維持費や、約十一万人の後援会員に対する国会報告の発送経費の一部などが含まれると説明しました。
そのうえで「二十数年間、総務省と協議しながら積み上げたものだが、おかしいというなら(制度を)直していただいたらそれに従う」とのべました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-14/2007011415_01_0.html