「納豆で血液サラサラ」は嘘 「あるある大事典」とNHKのトリック

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1靴下が納豆臭いです
 「あるある大事典」は納豆の血液効果、「ためしてガッテン」は納豆の血栓防御効果が
あるかのように視聴者に思い込ませてきた。NHK「生活ほっとモーニング」も納豆効果を
9月に放映したので、私が医師の立場から疑問をぶつけたところ、「ナットウキナーゼ
(納豆菌がつくる酵素)が血液中に吸収されないことは認識している。血栓を溶かしているとは
言っていない」と放送内容とは矛盾することを言い出し、さらに「否定の論文がないから
肯定した」とあきれる回答をしてきた。

 納豆を食べると血液がサラサラになると思っている人が多いのではないだろうか。しかし、
残念ながら納豆を食べても血液は絶対にサラサラにはならない。

◇試験管内を体内に見せかけた「あるある大事典」
 2001年5月23日放送のフジテレビ「あるある大事典」では、「納豆を食べると血栓が溶けて
血液がサラサラになる」と言っていた。
 血栓とは、血液中にできる血の塊で、血管を詰まらせる原因のひとつである。
 まず、試験管を使って人工的な血栓を作り、血管の中の血栓をイメージさせたのである。
そこにナットウキナーゼ(納豆菌が作る酵素のひとつ)を入れると、血栓がみるみる溶けていき、
30分後には血栓が半分になっていた。
 まるで、血管内の血栓も同じように溶けていくかのようだ。
  では、どこにトリックや大ウソがあるのか?

 納豆を食べてもナットウキナーゼは胃腸の消化液で分解される。たとえ分解されずに
腸にいったとしても、分子量(粒子)が大きすぎて腸から血液には吸収されない。
ナットウキナーゼの分子量は2万。腸からは分子量が約1万以下の物質しか血液中には
吸収されないのである。
 これが、「納豆のナットウキナーゼが試験管内で血栓を溶かす」という事実を強調しておき、
「納豆を食べると血栓が解ける」「納豆を食べると血液がサラサラになる」という間違いを
信じ込ませるトリックである。

以上抜粋。続きはWEBで!!
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=563