経営破綻「フェスティバルゲート」活用案を募集 大阪市
2007年01月09日
大阪市は9日、土地信託事業で04年に経営破綻(はたん)した遊園地「フェスティバルゲート」(同市浪速区)
の空き区画を中心とした計約1万8千平方メートルを対象に、公共的な事業利用案をコンペ方式で募集すると発表
した。採用された場合は08年4月までに事業を開始する。名案がない場合、市は現状のまま売却する方針。
市によると、現状は地上1〜8階のテナント用区画計2万平方メートルのうち1万3千平方メートルが空き区画。
「大阪プロレス」や「New OSK日本歌劇団」など入居中の7テナント分約5千平方メートルも、7月までに
順次契約切れとなる予定だ。
応募の条件は、「新世界」に近い特性を生かし、周辺のにぎわいを生み出す事業であること。市は専門学校や大学
のサテライト校の入居、国際交流や文化・芸術関連のNPOの拠点化などを想定し、年間数億円の維持管理費は公費
負担する。
22〜25日に応募を受け付け、書面での1次審査後、プレゼンテーション方式による2次審査を実施。6月に
最優秀案を決め、7月までに採否を判断する。事業期間は2012年3月末まで。問い合わせは市交通局(06・6
585・6224)へ。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200701090096.html