「時は流れない」 小学生でも知っている常識

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1野武士ですが収入がありません
時が流れるということを疑う人はいないだろう。
時間の経過はおそらく人間の認識の最も基本的な側面を表している。

現代物理学には,時の経過という概念がないのだ。
物理学者たちによると時間は流れず,単に「存在する」だけだ。
哲学者の中には,時間の経過という概念それ自体が無意味であり,
時間の河や流れという表現は誤解に基づくものにすぎないと論じる人もいる。

アインシュタイン(Albert Einstein)が友人あての書簡の中で

「過去・現在・未来という考え方は幻想にすぎない。 抜きがたい考え方ではあるのだが」

と書いたのはよく知られた話だ。
この驚くべき結論は,彼自身の特殊相対性理論から直接に導かれる。

同理論によれば,現在という瞬間に絶対かつ普遍的な意味はない。
同時性は相対的なのだ。ある座標系からの観測では同時に発生した2つの事象が,
他の座標系では相前後して生じたように観測されることがあり得る。

http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0212/sp3.html