クローン家畜の肉 アメリカが安全宣言 来年にも市場流通

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1正月なんてなかった
米食品医薬品局(FDA)は28日、体細胞クローン家畜の肉や乳は食品として安全だと認定する調査結果を発表した。
FDAは販売を認可する方向で、今後3カ月間、一般からの意見を聞き、最終結論を出す。
市場での流通は「07年内もあり得る」といい、販売時にはクローン食品の表示が不要だという。
容認に踏み切れば「先進国で初めて」(FDA)だが、
消費者保護団体は「安全性の検証が不十分」と慎重な対応を強く求めている。

体細胞クローンは、病気への耐性や高品質な肉を持つ家畜の体細胞から、
遺伝情報を持った細胞核を取り出し、核を抜いた未受精卵に移植して、仮親に出産させる。

FDAが「安全認定」を出したのは、体細胞クローンの牛、豚、ヤギとその子孫。
01年から安全性評価を開始し、米政府機関に助言する全米科学アカデミーに調査を委託した。
調査の結果、肉や乳は組成的に通常の方法で繁殖した家畜と変わらず、
食品として「同程度に安全」だと判断した。
羊についてはデータ不十分で評価を見送った。

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20061230ddm002040131000c.html