「ナナロク世代」 2ちゃんねる管理人に聞く

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1正月なんてなかった
ネット上の掲示板に匿名で個人への中傷が書き込まれる問題を、管理する側はどう考えているのか。
最大の掲示板2ちゃんねるの管理人、ひろゆき氏(30)は毎日新聞の取材に「ネットの仕組みだから仕方がない」と答え、
規制は難しいとする認識を示した。
大学時代にネットの発展を体験し、ITの旗手を輩出する「ナナロク世代」の一人は掲示板を東京の歌舞伎町に例え、
「きれいじゃない情報もあるから面白い」と語った。
ひろゆき氏は76年生まれ。その前後に生まれた通称「ナナロク世代」は次代のITベンチャーを担う。
ネット交流サービスSNSの最大手「ミクシィ」や検索サービス「はてな」の社長らだ。
彼らが生み出した2chやミクシィをのぞいてみると、ユーザーの間に既存のメディアへの強い不満もうかがえる。
2ちゃんねらーにとってマスコミは格好の批判材料だ。
ライブドアのフジテレビ乗っ取り騒動では、掲示板にライブドアを支持する声があふれた。
社会への影響力も大きい。新潟県中越地震では被災者に携帯カイロを送る運動が盛り上がった。
東芝社員の顧客への不適切な対応を告発した「東芝クレーマー事件」は副社長が謝罪会見に追い込まれた。
「おたく青年」を2ちゃんねらーが掲示板の書き込みで応援するラブストーリー「電車男」は100万部を超えるベストセラーになった。

一方で、2chの運営にもかかわったフリージャーナリスト、井上トシユキ氏(42)は

「      電車男以降、     新しいユーザーが入り、書き込みのレベルが下がった。
かつては『祭り』をやるにも義侠心や熟慮があったが、今は悪ふざけや単なる魔女狩りになっている」と指摘する。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/kunrin/news/20070101ddm003040021000c.html