肥満が国民病とも言われているアメリカにおいて、 「炭酸飲料原因説」 が注目を集めているという。
炭酸飲料の摂取量と肥満との相関関係を示す研究結果が相次いで発表され、
タバコと同様に健康被害の警告表示を義務付けるべきだとの主張もある。
当然のことながら、この動きに対し飲料業界は激しい反論を展開している。
専門家の調査では1977年からの20年間で清涼飲料水・乳飲料の消費量は成人で1.6倍、
子供で2倍に増加し、肥満の増加率もほぼそれに等しい値で増えている。
甘い清涼飲料水の飲む量を1日1本増やすと、肥満になる確率が60%も増加するという。
結果を受けて、「ファストフードや清涼飲料水には肥満税をかけるべきだ」と主張する医師もいる。
清涼飲料水の甘味料には、砂糖と違って満腹感を感じさせる働きがないため、
「甘くてカロリーが高いのだが腹がいっぱいにならず、たくさん摂取してしまう」
という点もあると指摘されている。
「炭酸飲料を大量に飲む人」は「ファストフードの利用が多く」「野菜の摂取が少ない」
という傾向もあるという。
デフレスパイラルならぬファットスパイラル状態というわけだ。
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/03/post_643.html