「早くお金を出して」。刃物を突き付けられ、叫んだ人質は容疑者の妻だった−。
広島県福山市の郵便局で現金1600万円が奪われた事件で、府中署は28日、
強盗などの疑いで無職館山啓二容疑者(50)=福山市加茂町上加茂=と、
妻で人質を装ったアルバイト事務員の瑞恵容疑者(31)=同市御幸町中津原=を逮捕した。
2人は事件前日の25日に結婚したばかり。
容疑を認め「借金があり、奪った金の一部は返済に充てた」と供述しているという。
啓二容疑者の自宅から、奪った金のうち1000万円余りが見つかった。
調べによると、啓二容疑者は26日午後1時40分ごろ、福山市駅家町万能倉の万能倉郵便局に押し入り、
客を装った瑞恵容疑者に包丁を突き付けて男性職員(24)を
「金を出せ。けがをするぞ」と脅し、1600万円を奪った疑い。
http://www.47news.jp/CN/200612/CN2006122801000647.html