著作権を持つ約300のソフトウエアメーカーなどで構成する「コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)」は
有罪判決を歓迎。「著作権侵害を防ぐ措置を講じないままウィニーを開発して頒布すれば、
侵害行為が必然的に蔓(まん)延(えん)することを認識していたにもかかわらず、開発・頒布した点について、
裁判所が責任を認定したと考える」とのコメントを出し、ユーザーに対して、ウィニーを使った違法行為を
直ちに中止するよう求めた。
大手ゲーム機メーカー、任天堂(京都市)は「ウィニーを開発、配布した行為の法的責任を判決で認めたことは、
著作権を侵害されてきた私たちの立場からは歓迎できる。著作物が無断で使用される行為がなくなるよう、
今後とも断固とした態度を取りたい」としている。
一方、判決直後から、ネット掲示板「2ちゃんねる」には、書き込みが殺到。「包丁を作った人も有罪か」
「開発者が死すともソフトは死なず!」「悪いのは開発者じゃなくて利用者だろ」など、
有罪判決を疑問視する意見が目立った。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20061213p202.htm