オーストラリアで試合を観戦している英国のクリケットファンのグループが、お気に入りのシェフが作ったカレーが
どうしても食べたくなり、オーストラリアまで配達してくれるように英国のレストランに依頼した。
レストラン側は、このオーダーを受けるという。
配達を決意したのは英国・バスにあるレストラン「ボンベイ・ナイツ」。同レストランのオーナー、ナシール・アブドゥル
氏によると、これまでにも今年ドイツで開催されたサッカー・ワールドカップを観戦している英国人のサッカーファンに
配達したことがあるという。しかし、今回の依頼はこれまでで最も遠い場所への配達になるそうだ。
「最初に配達依頼があったときは、驚きましたよ。冗談かとも思いましたがそうではなく、彼らは真剣にカレーが
食べたいと願っていることが分かったのです」とアブドゥル氏は金曜日にコメント。
「彼らは以前、私のレストランのロンドン支店で食事をしたことがあったのです。シェフの料理が大変気に入って
最初はロンドン店に電話したところ、そのシェフが現在バス支店にいることが分かったのです。それでこちらへ
電話がかかってきたというわけです」
アブドゥル氏と関係者は月曜日にもオーストラリアのパースへ飛行機で向かう予定だという。オーダーを受けたのは
チキン・ティカマサラ、ラム・ダンサクカレー、マッシュルーム・ピラフなどの料理。通常店で食べると140ポンド
(約3万1800円)くらいだが、今回は総額1500ポンド(約34万1000 円)になるという。
「彼らは近くにインド料理店がないといっています」とアブドゥル氏。
料理は冷凍ボックスに入れ、スーツケースで運ぶという。目的地までは1万4480キロ、
アブドゥル氏は空港で料理が没収されないことを願っているそうだ。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081165635852.html