茨城県で無駄遣いの典型と批判されながら「オール与党」で建設を促進している常陸那珂港建設
(ひたちなか市、東海村)。国直轄の建設工事を受注している企業から自民党県議の資金管理団体や、
同党国会議員が支部長を務める政党支部が、一九九六年から二〇〇五年までの十年間で四百万円を
超す献金を受けていたことが本紙の調査で分かりました。民主党市議の資金管理団体も受注企業から献金を受けています。
茨城県選挙管理委員会が毎年公開している政治団体の収支に関する報告書を調べたもの。
報告書によると、判明しただけで三人の自民党県議の資金管理団体が受注業者から献金を受け取っていました。
海野透議員は、東水建設から二年間(一九九九、九八年)で計八十万円、大曽根建設から九八年に十万円の献金を受けていました。
石川多聞議員は、常総開発工業が九八年に三十万円の献金。木本信男議員も菅原建設から九六年に五十万円を受け取っていました。
受注業者からの献金は、国会議員にも向けられ、自民党の額賀福志郎衆院議員が支部長を務める茨城県第二選挙区支部は、
国土総合建設から二〇〇一年から〇五年までの合計で五十九万九千四百七十五円。
葉梨康弘衆院議員が支部長の同第三選挙区支部も、常総開発工業から〇一年から〇五年までの合計で百七十六万円。
一方、民主党の今井孝つくば市議の資金管理団体は九六年、大曽根建設から十万円の献金。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-12-08/2006120814_02_0.html