近未来通信、投資家に高額迷惑料…警視庁には「恐喝」
詐欺容疑で警視庁の捜索を受けたIP電話会社「近未来通信」が9月初め、投資家から
資金返還を求められた際、「迷惑料」名目で300万円を払う一方、この投資家から「恐
喝を受けた」と警視庁に相談していたことが、関係者の話で分かった。
石井優社長(50)は、直後の社内会議で「刑事事件になるので、来週の新聞に当社に
有利な記事が載る」と強調していた。投資家からの相次ぐ返還要求で、社内に動揺が広が
るのを抑えるための“自作自演”とみられる。警視庁捜査2課は、同社経営陣がこの時点
でも、社員に不正な資金集めを続けさせようとしていたとみて調べている。
関係者によると、東京都内の投資家の一人が9月初め、IP電話中継局の通信用サーバ
ー購入費と加盟金計約1100万円を返還するよう繰り返し求めると、同社役員が面談に
応じ、「ご迷惑をかけた」などと言って、石井社長名で現金300万円を手渡した。残る
資金の返還については、「検討して連絡する」と回答したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000102-yom-soci