京都市は6日、社会人を対象とする一般事務職の追加採用試験に1511人の申し込みがあったと
発表した。社会人採用としては過去最大規模。採用予定数は25人で、倍率60.4倍の「狭き門」
となる。市は8月に合格通知した上級一般事務職内定者の18%に相当する25人が辞退したため、
急きょ社会人を対象に追加採用を決めたが、予想を上回る応募が集まった格好だ。
受験資格は1972年4月2日から80年4月1日までに生まれた人で、2007年3月末時点で民間企業など
の勤務経験が5年以上あることなどが条件。銀行や商社、流通といった大手企業の勤務経験者が
含まれ、Uターンを希望する市内出身者が多いという。申込者の31%に当たる469人は女性だった。
1次試験は今月17日から始まり、最終合格の発表は07年2月初旬の予定。
市が今回初めて設けた東京都内を会場にする1次試験には、全体の14%に当たる210人の申し込み
があった。市人事委員会は「京都市営地下鉄や東京メトロなどの中づり広告を使った周知活動が
奏功した」とみている。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/37057.html