みずほフィナンシャルグループが、米連邦準備制度理事会(FRB)に米国での金融持ち株会社
設立を申請したことが2日、分かった。年内にも認可されるとみられる。邦銀による米国金融
持ち株会社の設立は初めてとなる。
みずほグループはニューヨークに現地法人を持つが、企業への貸し出しなどしか業務が認められて
いない。このため、株式や社債発行の引き受けなどの投資銀行業務に本格参入する目的で、
金融持ち株会社の設立を目指していた。
みずほグループは業績の回復に伴い、今年7月までに約2兆9000億円の公的資金を完済、
11月にはニューヨーク証券取引所に上場するなど、海外進出により収益力を拡大する姿勢を
鮮明にしていた。
国内金融機関では、三菱UFJフィナンシャル・グループと農林中央金庫も、同様に米国金融
持ち株会社を設立する方向で検討している。
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006120201000172.html