地域経済、北海道だけ下方修正・内閣府11月調査
内閣府は29日、11月の地域経済動向の調査結果を発表した。
全国11地域の景況判断のうち、北海道だけを「持ち直している」から
「持ち直しの動きが緩やかになっている」に下方修正した。
公共工事の減少を背景に鉱工業生産が伸び悩んだことが響いた。
調査は3カ月に一度まとめている。
北海道の景況判断を下方修正するのは2003年5月以来、3年半ぶり。
生産は「緩やかに増加」、雇用情勢は「持ち直しの動きが緩やか」と
いずれも判断を引き下げた。
雇用情勢では、東北と四国がそれぞれ「改善傾向」から
「緩やかな改善傾向」へと判断を下方修正した。
個人消費の判断はすべての地域で据え置きで、
生産も北海道以外の地域の判断は変わらなかった。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061129AT3S2900L29112006.html