Logitech子会社の3Dconnexionは28日、「Google Earth」と「Google SketchUp」に対応した3Dナビゲーションデバイス「SpaceNavigator」を発表した。
この製品はLogitechとGoogleの共同開発によるものだ。Google EarthやGoogle SketchUpだけでなく、設計ソフトなど数多くの3Dアプリケーションにも対応しており、3Dマウスとして使用することも可能だ。
SpaceNavigatorには6つの光学センサーが搭載されており、それらが感知した情報が3Dアプリケーション側に送信される。
下部に鉄製の重りが付いており、上部には押し込んだり上下左右に動かせるコントローラーが付いている。
コントローラーを押し込んだり引っ張ったり回転させると、アプリケーションの中でオブジェクトを動かしたり移動させることができる。
通常Google Earthをマウスで動かす場合、地図をドラッグしたり拡大したりするためにマウスを行き来させてぎこちない動きする必要があるが、
SpaceNavigatorを使用すると目的地から目的地へ、また宇宙から目的地にズームインするなどの操作をスムーズな動きで行なえる。
SpaceNavigatorを発表した理由について3DconnexionのRory Dooley社長は「3Dアプリケーションがもはや3Dデザイナーたちだけに使用されるものでないことは、
Google Earthがリリースから最初の10カ月間に1億回以上ダウンロードされたことによって示されている。
簡単に使用でき、入手しやすい価格の3Dナビゲーションデバイスを、簡単に使用できるGoogleの3Dアプリケーションと組み合わせることによって、すべての人に対してすばらしい3D体験を提供できる」とコメントしている。
SpaceNavigatorはUSB 1.1/2.0で接続し、Windows XP SP2の32ビット版および64ビット版に対応している。
SpaceNavigatorを設定するためのウィザードが用意されており、スピード調整や用意されている2つのカスタムキーの割り当てなどが設定できる。
スタンダードエディションの価格は19,800円で、11月29日より全国の3Dコネクション取扱販売店を通じて販売される。
一方、パーソナルエディションはオープン価格だが、実売想定価格は9,980円。Amazon.co.jpにて12月8日より先行販売される予定だ。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/11/29/14072.html