和歌山県警岩出署は27日、無免許で採血や投薬などの医療行為をしたとして、
医師法違反の疑いで、同県紀の川市の無職の男(56)を逮捕した。
同署によると、男はマンションの自室に内科クリニックを開設。
約3年間で少なくとも約350人を診察し、正規の資格を持つ看護師を雇っていたこともあった。
看板などはなく、患者は口コミで来ていたとみられる。
患者から健康上のトラブルの訴えは把握していないという。
調べでは、男は医師免許がないのに2002年4月、自宅にクリニックを開設。
04年4月から05年5月までの間、同県岩出市の無職の男性(82)ら5人に対し、
血糖値測定のために注射器で採血したり、のどや胸部などを診察して気管支炎と診断、
投薬するなどした疑い。容疑を認めているという。
同署は今月7日、傷害事件で男を逮捕。取り調べの過程で無免許診療が発覚した。
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