中国共産党(中共)政府幹部10人が先週、偽造招待状でフィンランドに入国しようとしたが、
当局に拒否され中国に返還されたという。
フィンランド政府当局が22日、同件を発表した。中央社が伝えた。
フィンランド現地メディアの報道によると、10人が上海よりヘルシンキに到着し、
税関で入国審査の際にフィンランド司法部からの招待状らしきものを提出したが、
フィンランド当局にこの招待状は偽物として判明され入国を拒否された。
10人は出入国検査室で一晩滞在し、翌日に中国へ強制送還された。
フィンランド出入国管理局によると、招待状の内容は、中共幹部らはフィンランド政府に招待され、
フィンランドの政府幹部、検察官および大学教授を訪問するとなっている。
研究調査の名義で海外へ旅行することは中国当局にとっては通常のやり方であり、
これらの幹部の旅費および出費の全ては税金から支払われているのだという。
出入国管理局責任者のピボニン氏は、「中共幹部らは一旦、旅行資金を入手すると、
会談に関連する活動項目をキャンセルする」と説明した。
同氏は、「中共当局はこのことをどうみているのかは不明だが、
フィンランドで同じことをすれば二度と旅行することはできない」と厳しく批判した。
http://jp.epochtimes.com/jp/2006/11/html/d14477.html