奈良市元環境部職員・部落解放同盟幹部中川の詐欺容疑は見送り

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1 ◆l8A/No6666
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061125k0000e040071000c.html
奈良市環境清美部の元職員、中川昌史容疑者(42)=懲戒免職、職務強要容疑で逮捕=の
長期欠勤問題で、奈良県警は詐欺容疑の立件を見送る方針を固めた。中川容疑者は病気を
理由に00年12月から5年9カ月で8日しか出勤せずに給与2475万円を受け取っているが、
医師の診断書が虚偽の内容だったという立証が困難と判断した模様だ。

中川容疑者は00年12月以降、腰痛や胃かいようなど14の病名で次々と診断書を提出し、
計32回の休暇と計2回の休職を繰り返した。県警は中川容疑者が受診した4病院の診断書
と病気休暇願のコピー計70枚の任意提出を市から受け調べを進めたが、診断書に虚偽は
認められないと判断したとみられる。診断した医師らも、毎日新聞の取材に「病気は事実」と
主張した。

しかし、中川容疑者はこの間、部落解放同盟奈良市支部協議会役員として協議に出席。自分
が実質的に経営する建設会社の営業活動のため、市役所関係課をたびたび訪ねた。このた
め、市は「実際には勤務できる状態だったのに仕事を休んでいた」として中川容疑者に給与
の自主返還を求める方針で、応じない場合は給与返還の民事訴訟も視野に入れている。