【ウヨ科挙】 超学歴社会・中国でニセ留学生続出?! 

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1文五右衛門 ◆bDBIBrQs3A

超学歴社会・中国でニセ留学生続出?!  人生を分ける大学入試

 中国の「名門」大学に通う、ある“外国人留学生”は、中国語は完璧で、肌の色は中国人学生と
何ら変わりない。でも、実は彼はニセ留学生だった──。こんな事件が中国の各都市で頻発している。
新華社通信が伝えた。
 中国では大学への入学試験として「高考」(ガオカオ)と呼ばれる全国一律の試験を課す。日本
で言えば大学入試センター試験(古くは共通一次)といったところだが、試験は完全一発勝負だ。
6月に行われるこの試験で実力が発揮できなければすべては水の泡となる。中国ではこのテスト
の結果を大学願書に記入して、合格発表を待つという仕組みなのだ。

 さて、この事件のことの次第は次のようである。この“ニセ留学生”は高考に失敗した。浪人
する手もあるが、彼は実家にちょっとばかり財産があるので禁じ手を使った。
 ある仲介業者を通じて、いったん国外(中国人が比較的出国しやすいタイやフィピンが多い)に
出て、その業者の手で現地のパスポートと中国入国ビザを作成する。そして、“外国人留学生”の
身分で中国に入学するのだ。
 留学生の大学入試は高考とは別枠で行われ、比較的ハードルが低い。彼らは氏名も偽名を使って
中国の名門大の門をくぐる。この“留学”が終わったら、何らかの理由を説明して、卒業証書
の氏名を本名に変更する。これで「名門大卒業生」の出来上がりだ。このための費用は20万元
(日本円で300万円)とされる。相当に裕福な家庭でないと、とても払えない額である。
 だが、その後の調べにより、このようなニセ留学生は北京や上海を始め、広東や江西、浙江の
各省でも発見され、全国的な仲介組織が暗躍していることが明らかになった。
 では、なぜここまでして大学に入らねばならないのか。中国は今、超学歴社会である。中国の
大学統一入試試験「高考」の失敗は、日本で考えられないほど人生への痛手となる。だから、試験
の当日の試験会場周辺では、一切の工事などが中止され、物音を立てないよう気を配る。試験に
遅れかけた受験生をパトカーで会場まで送るなどということも決して冗談ではないのだ。
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003315