福岡県警の直方署員をかたる振り込め詐欺が同県直方市内で未遂も含めて計8件発生し、
男性1人が150万円をだまし取られていたことが14日、同署の調べで分かった。
地元で信頼される直方署の名を使った犯行に、署幹部は「警察官が示談金を払うよう持ち
掛けることなどあり得ない」と憤慨し、苦い表情で注意を呼び掛けている。
同署によると、10日午前11時半ごろ、無職男性(78)に交通課員を名乗る男から
「息子さんが事故を起こした。相手は示談金を払えば告訴しないと言っている」と電話があり、
続いて被害者の夫という男が電話してきて「妻は命が危ない」と150万円を要求。男性は
同日午後、指定された口座に現金を振り込んだという。
この後、男性は男が告げた番号に電話したがかからず、同署に問い合わせてだまされたことが
分かったという。ほかの7件も同様の手口だったが、未遂に終わった。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20061115/20061115_001.shtml