ミクシィ、会員の名前公開を制限へ 携帯と連携も強化
2006年11月10日19時12分
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)国内最大手のミクシィは、
現在、全登録会員に公開されている会員の実名の公開範囲を、希望すれば知人
だけに制限できる選択制を12月に導入する。10日の中間決算発表の席上で
明らかにした。会員のパソコンがファイル交換ソフトのウイルスに感染し、
SNSサイト内の個人情報が流出したとされる問題が発生したためだ。
同社は会員登録に知人の紹介や実名登録を求めることでサイトの安全性を高め、
会員数を伸ばしてきた。今回は利用者の不安を取り除くことを優先させた。
また12月4日から、登録者が携帯電話のインターネット接続機能を使って
知人をミクシィに招待できるようにするなど携帯との連携を強化する。
国内で圧倒的シェアを握る同社だが、世界最大の米国のSNS「マイスペース」
日本語版が7日に始まり、競争が激化している。ミクシィの小割洋一取締役は
「マイスペースは脅威。(他のライバルとの競争も含め)今まで以上に努力する」
と話した。
http://www.asahi.com/business/update/1110/154.html?ref=rss