〓〓 スレ立て依頼所 〓〓

このエントリーをはてなブックマークに追加
553ゆとり世代
電極上に均一な電子放出特性を得ることに成功した産総研とノリタケ。近づくディスプレー実用化

 産業技術総合研究所(産総研)とノリタケカンパニーリミテドは7日、カーボンナノチューブ(CNT)を電極上に
均質に成長させ、均一な電子放出特性を得ることに成功したと発表した。 CNTは低電圧で高い放出電流を
もたらすことから、低消費電力でも高輝度なディスプレーが実現すると期待されている。今回、基板上に均質に
直立成長させる技術により、CNTディスプレーの実用化が大きく近づいたといえる。 両社は今後、停電時に
バッテリーで駆動可能な低消費電力型のディスプレーを開発する計画だ。 産総研は、2004年度に高効率で
高純度な単層ナノチューブを得ることができる水分添加CVD(化学的気相成長)法「スーパーグロース法」を開
発。この方法により、量産化も期待されている。スーパーグロース法は極微量の水分を添加して、CNTの合成
に作用する触媒の活性時間と活性度を高める方法。 その後、チューブが二重になった二層CNTへの応用展
開を図るとともに、今年度は、ノリタケと共同でディスプレーへの研究開発を行っている。今回、これを用いて、
触媒の膜厚だけを制御することで二層CNTの含有率が85%という世界最高レベルの垂直配向体の合成に成
功した。 CNTは、発見当初からディスプレーの電界放出材料として応用が期待されていながら、均質な量産
が難しかった。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 11月8日8時32分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000021-fsi-ind