【いじめ自殺】文科省「ゼロ」→ほんとは16件

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1ハロワの途中ですが名無しです
いじめが主な原因で自殺した公立小中高校の児童生徒の人数を文部科学省が
ゼロと発表していた99〜05年度の7年間に、いじめが原因と疑われる自殺が
全国で少なくとも16件あることが分かった。このうち、いじめを訴えたり示唆する
遺書や走り書きが残されていたケースが11件、亡くなった子どもに対するいじめ
の存在を学校が認めた事案が10件あった。文科省や教育委員会、学校による
いじめ自殺の実態把握の不十分さが厳しく問われそうだ。

日本弁護士連合会や市民団体のまとめなどを参考に、毎日新聞が集計した。
16件には、いじめた側とされる児童生徒が警察に逮捕されたり、児童相談所に
通告された事例が4件▽自殺をきっかけに、教委がいじめ対策に取り組んだケース
も4件ある。ただ、遺族が起こした裁判でいじめは認めつつ、「自殺との因果関係は
明確でない」とされた例もある。

00年7月、埼玉県川口市では、市立中学校の1年男子がメモ帳に「HELP」と
書き残し、自宅で首をつった。入学直後から複数の同級生にたびたび取り囲まれ、
背中へのひじ打ちや太ももへのけりを受けていた。埼玉県警は、14歳未満だった
同級生9人を児童相談所へ通告した。校長も記者会見でいじめを認めた。

05年4月には、山口県下関市の市立中学校で3年女子が校内で首をつって自殺。
自宅に「死んだらもういじめられないですむ」というメモがあった。校長は女子生徒が
「キモイ」「あっちに行け」と言われ、石を投げられていたと両親に伝えた。

だが、いずれも文科省はいじめ自殺とカウントしていない。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061104k0000m040133000c.html